独立について−シーランド公国の場合


<エンタテイメントエクスプレス放送中>
※後ろ髪いじったり酸素吸ったり


本日のテーマは「独立」。


考えてみたことありませんか、「日本からの独立」。
どうせならば自分の国を持ちたい。
キテレツすぎますかね。いえいえ、そんなことはありません。


ここでは、本気で国を作った男の話を。


(トモロヲ風に)
イギリスに一人の退役軍人がいた。
彼は軍隊を辞めた後、ラジオの海賊放送を行っていた。
彼には野望があった。
”イギリス軍が作った海上要塞を占拠できないものか”
思いついたまますぐに占拠し、独立を宣言。シーランド公国と名付けられた。
人口わずか4人。
イギリス政府は彼を訴えたが、裁判所は"公の海は管轄外"としてイギリスの訴えを退け、公国の敵はなくなった。
しかし、任命したドイツ人首相がクーデターを起こし、追放。
しかし、軍人である彼は、反乱軍を追放。再び王に就任。
21世紀、80歳を超えたときに、息子に王位を継がせた。


このシーランド公国タックス・ヘイヴンやインターネットデータ・ヘイブンとして売り出し中。
と同時に、ふたたび大国の標的になろうとしている。


シーランド公国、この国を承認した国は、まだどこにもない。


※曲:LENNY KRAVITZ「ARE YOU GONNA GO MY WAY」
※エアギる


馬鹿みたいな話ですけど、シーランド公国、独立来年で40周年。意外と歴史のあるほうですよね。
でも国じゃないと。


と、ここで、国の定義を。
1933年のモンテビデオ条約によると、国際法上で認められる条件は

1、恒久的的住民
2、領土
3、政府
4、外交能力

シーランド公国はこれを十分満たしてるように思えますが、海洋法上、領土とはいえないともいわれてます。


しかし、これが十分にそろっていたとしても、国家であると認識するのは、作った側ではなく、周りの国。
すなわち他国に国と認めてもらうように努力をしなければいけない。
なるべく多くの、重要な国と条約結んだり、外交したり。
相当簡単ではありません。
そして、入らなくてもいいんですが、国連に加盟すれば一人前と。


現在ではどこの領土を買ってもどこかの国です。
たとえば自分の土地を国だといっても刑法77条「内乱罪」ということになります。


仮に。
海底火山が爆発して、溶岩から新しい島が出来て、
そこに行って領土を主張すれば念願の国が確保できるかもしれません。


※曲:DESTINY'S CHILD「SURVIVOR」