今夜は「水」をテーマにお送りしております。


先ほど、東京都水道局の方から「水を大切に」というメッセージをいただきましたが、
日本は比較的水に恵まれているため、水を大切にしようという気持ちが希薄であるように思えます。
「日本人は水と安全とジャッキーチェンをタダだと思っている」
映画監督の中野貴雄さんの名言*1なんですけれども、
ジャッキーチェンはまだしも、水道はタダではありません。
メーターの口径によっても違いますけど、
一般家庭で「基本料金+使った分」1ヶ月数千円、支払うことになります。
これを支払わないとどうなるか。


"電気とガスは停まってもとりあえずはなんとかなるが、水道が止まると命に関わる"といいます。
だからかどうかは不明ですが、電気やガスよりも水道が止まるのは遅い。
つまり、猶予期間が長く設定されてるんです。
このへんの話し、水道局側では明確にしてませんが、
電気やガスが供給停止になった場合はどうやったって自力では開けられません。
が、水道の場合、実は最初の給水停止の場合、大元のバルブを閉められたり、針金で縛ってあるだけだったりするので、


(こっそり)自力で開けることができるんです。


もちろんそれはいけませんよ?いけません。
いけませんが、ただ、命に関わる場合は、
多分、開けても許されるのではないでしょうか。
しょうか。
その代わり、その代わりです。即座に支払いに行ってください。即座に。


しかし、そのまま支払わなかった場合や不払いの常習犯になったりすると、
今度はバルブが開かないような仕組みのキャップがつけられてしまう、と、経験者が言ってました。
これが付いたらアウトです。ストップザウォーターです。
それこそ水洗トイレのタンクのお水、あるいは風呂の残り湯しか猶予はありません。
そしてその時になって人間は初めて知るんです。
水がいかに大切か、水が無いというのがどんなに不便なことなのか。


※曲:CORNELIUSDROP

*1:参照:『国際シネマ獄門帖』ISBN:4901757016