エアギター日本国内決勝戦
ここからはいつもの「ブランニュースタイルトーキョー」の時間を使って、昨日開催されたエアギタージャパンファイナルの模様をお送りしましょう。
まず、昨日のエアギタージャパンファイナルの前に開催されていた、日本の国内予選。
東京、大阪、名古屋、計4回開催されました。
延べ180人のエアギタリストが参加していたと。
これが日本のエアギター競技人口と。実際の競技人口と言ってもいいでしょうね。
潜在的にはもっといるでしょうね。1億、2千、3千万。います。はい。
そして、8月1日、国内最終予選。そして昨日のサマーソニックでのジャパンファイナルと続いてきたわけですが。
なんですかこれ、ねぇ。
一昨年までは私ひとりしかやってなかったんですよ。エアギター。
まぁ元々エアギターは私だけのものではございませんでしたよ。
しかし競技のエアギターは私ひとりだけでしたよ。それがまぁねぇ、この人数ですからね。
まぁね、最初は私もやらされてた。ほうぼうで言ってますけどね。ほんとですよ。
CSの、某音楽専門チャンネルの企画で。無理矢理。
「金剛地にエアギターやらせたらおかしいんじゃないか」ということでやらされていたわけです。
だけどね、そんときはまだ誰も見向きもしませんでした。
それがね、いつの間にか、日本に公式団体なるものもでき、
カタカナで「エアギター」という登録商標まで出願されています。
これほどの人がエアギターにいそしんでいる。嬉しいじゃありませんか。
初めて傘を差した男も、キリスト教を布教しに来たザビエルも、皆最初は目も止めてもくれなかった。鼻も引っかけてくれなかった。
でもその真摯な態度、エアギターなら私?私のエアギターに対する態度。
この態度に心を打たれて、感動が感動を呼び、列島震撼ですよ。日本が泣いた。
そんな大げさなもんじゃないんですが、ぶっちゃけ言いまして、
私としてはいつの間にか、正直に申しましょう、引くに引けない状況、ポジションに、なっていたわけなんですが、
そんな中、華々しく開催されたエアギタージャパンファイナル2006。
まずは私の決勝でのエアギタープレイ、ライブ音源でお聞きください
−−−−−−
「さぁ、最後のエントリーとなります。
エントリーナンバー12番はもちろんこの人。
渋谷区からやってきた、ザ・サムライ、金剛地武志38歳!」
(会場拍手と指笛)
「いらっしゃいました。日本中のエアギタリストの敵です。
さぁ、プレイしていただきましょう。どうぞ!」
ね?だからね、エアギターラジオ向きじゃないって、最初っから言ってるじゃないですか。TOMORROW始まったときから。
ラジオで放送しても見えませんから!
はい、ほんとにすみません。
全く知らない人のために説明しますと、今のがエアギター会場内での音なんですね。
今の音楽に合わせてギターを弾くマネをするという競技なんです。
点数もちゃんと、ジャッジによって付けられまして、それで優劣を競うというものなんですが、
実際に私の演奏、どうだったんでしょうか。
会場のお客様の声、ライブで、聞いてみましょう。
−−−−−−
−金剛地さんの演技見て、いかがですか?
「さすが、チャンピオンの貫禄がすごい出てて、すばらしい演技でした」
「去年よりもレベル上がったような気がします。
去年はもっとなんか、芸っぽかった感じがしたんですけれども、
今年の方がなんかキレが増したような感じがします」
「金剛地さん、やっぱ、チャンピオンという感じで、すごかったですね」
「魂がこもっててすばらしかったと思います」
−どの辺が一番印象的でした?
「ネクタイを巻くタイミングが遅れたのを持ち直したところがすごいと思います」
−−−−−−
いやーいかがですか。
そうなんですよ。
司会者と打ち合わせがちゃんとできてなくて。
司会者に僕の申し立てが伝わってなくてですね、
僕がネクタイを頭に巻く前に音がスタートしてしまってですね、
頭のところ一生懸命考えた振りつけができなかったという、ちょっと残念なところもあったんですが、
でもまぁおおむねいい感じですよ。
みなさん「流石だ」と、おっしゃっていただいてます。
というわけで、
あんまり引っ張るのもなんですので、ここで、結果発表いたしましょう。
2006エアギタージャパンファイナル、
WINNER is!
TAKESHI KONGOCHI フロムトーキョー、ジャパーン〜!
※曲:EUROPE「FINAL COUNTDOWN」
はい。ありがとうございます。
そうなんです、私、優勝いたしました。
どんなもんじゃい!
ダウンはしとらんけどサプライズや!というわけです。
結果は15.9ポイントです。
わたくし金剛地武志、優勝いたしました。
びっくり判定?いやいやいや、それほどの力が働くようなシロモノではございません。
おそらく、おそらく?いやいや、ちゃんとした、正々堂々、優勝いたしました。
面目は、保たれました。ありがとうございます。
何事でもね、1位になって、それを防衛するというのは、むずかしいものです。
実は38年間、なにかで1位になる、トップになるという経験、全くございませんでした。全く一度もございませんでした。
ですから、チャンピオン、防衛する、死守すること、生涯初めての経験だったのですが、苦しい戦いでしたよ。
そして、優勝したということは、これでフィンランド行き確定なんです。
それも、向こうで予選に出場しないで。
決勝へ、シード権獲得したわけなんですね。ジャパンチャンピオンとして。
感無量です。
この気持ち?誰に伝えたいかということですか?
えーっと、んー…
おかーさーん、武志、優勝したよー!
※曲:HOLE「CELEBRITY SKIN」
そんなこんなで、エアギタージャパンファイナル、見事V2、V2を達成した金剛地武志なんですが、
実はですね、もうひとつお知らせしたいことがあります。
あのー、
実は優勝者もうひとりいるんです。
いわゆるW優勝というやつです。
完全ドローでした。
私と同じく、優勝という栄光の2文字をもっていった人物がいます。
それはだれか。
−−−−−−
−おめでとうございます。
「ありがとうございます。えー、名前をおおちと申します。
吉本興業でダイノジというお笑いをやっております。
まさか優勝できるとは思わなかったんで、
っていうか金剛地さんと一緒に、肩を並べてチャンピオンになれたっていうだけで、本当にあの、天国にいるジミー、ジミ・ヘンドリックスも喜んでると思いますんで。
ほんとに、ありがとうございました。
フィンランドの人に、これぞサムライソウルというものをね、見せられたらいいなと。
そういうのがね、ギター…エアですけど、からビンビン見えたらいいなと。
エアソウルが伝わるようにがんばります。」
−−−−−−
吉元興業所属のお笑い芸人、ダイノジのおおちさんです。
大分県佐伯市出身、34歳。かに座A型。太った方の人ですねぇ。
彼もウィナーだったというわけなんです。
きっとフィンランドに彼も行くことでしょう。
みなさん、ダイノジおおちさん、彼のことも応援してください。応援しましょう。
いきなりの世界大会だから不安一杯でしょう。
おおちさん、一緒に、サウナに入ろう!
ダイノジおおちさんのプレイ、すごかったんですよ。
もうおもしろくてね。工夫されてました。音楽を愛するが故の工夫。
立派なプレイでしたねぇ。
私ほんと、ヤバかった。勝てねぇんじゃないか。そう思いました。
そんなわけでエアギタージャパンファイナル、無事優勝したわたくし金剛地武志なんですが。
そういえばまだメールテーマ発表してませんでした。
本日のテーマは、まず私へのお祝い。ありがとうございます。あざっす。
それを基本にですね、「フィンランドへ持って行った方がいいもの」。これを募集したいと思います。
エアギターに関連するものでもよし、関連しないものでもよし。
9月上旬のフィンランド、オウルという街で開催される世界大会に、これだけは持ってけというもの、教えてください。
何なら俺が!あたしが!送ってやる!そんな意気込みでお願いします。
※アドレス
なお、本日はわたくし金剛地武志、
エアギタージャパンファイナル優勝を記念して
優勝記念・エアサイン入りエアギター、どんどんプレゼントしてまいります。